(Zillow 社マーケットレポートを要約)
Zillow社はこのほど最新の米国住宅市場規模を発表した。

• 米国住宅市場規模は 2025 年6月時点において 55 兆 1000 億ドル(約 8138 兆円)に達した。これ は 2020 年時における 20 兆ドルと比較して 57%上昇している。
• 昨年比では増加額にして 8620 億ドル(上昇率 1.6%)にとどまっている。
• 州別で見るとこの 1 年間で最も上昇したのはニューヨーク州(2160億ドル)、ニュージャージー
州(1010億ドル)、イリノイ州(890億ドル)、ペンシルベニア州(730億ドル)で、逆に最も 下落したのはフロリダ州(-1090億ドル)、カリフォルニア州(-1060億ドル)、テキサス州(- 320億ドル)となっている。55兆1000 億ドルはこれまでの最高値である。物件価値の内訳を見る と新築が 8分の1に当たる 12.5%となっている。
物件価値の増減は地域によって異なるパターンを示している。西部、南部の州は下落傾向、東部、ミッドウェストの州は上昇傾向にある。 コロナが始まった時期から現在までの増減で最も上昇したのはカリフォルニア州(3兆4000億ドル)、 フロリダ州(1兆6000億ドル)、ニューヨーク州(1兆5000 億ドル)、テキサス州(1兆2000億ドル)となっている。
全米住宅市場価値の推移
(X兆ドル、2000年から2004年まで)

カリフォルニア州住宅市場規模の推移
(X兆ドル、2000年から2004年まで)

州別住宅市場規模の比較
(円の大きさが住宅市場規模と比例する)

市場規模で 1 兆ドルを超えた都市圏は 9 つあった。9都市圏で全米の約 3 分の1の価値を占めている。ニ ューヨーク(4兆6000億ドル)、ロサンジェルス(3兆9000億ドル)、サンフランシスコ(1兆9000億ドル)、ボストン(1兆3000億ドル)、ワシントン DC(1兆3000億ドル)、マイアミ(1兆2000億ドル)、 シカゴ(1兆2000億ドル)、シアトル(1兆1000億ドル)、サンディエゴ(1兆ドル)と続く。
新築物件の比率は全米では前述の通り 12.5%であったが、ユタ州(23%)、テキサス州(22%)、アイダ ホ州(22%)、フロリダ州(20%)のように新築の比率が高い州が見られた。これらの州は比較的物件価 格が安く、開発できる土地が存在する地域でブームタウンだと言える。西部と南部に集中している。都市圏で見ると、テキサス州オースティン(31.2%)、フロリダ州ジャクソンビル(26.4%)、ユタ州ソルトレ ークシティー(23.3%)などが新築の占める割合でトップになっている。
都市圏別新築物件の住宅市場規模における比率(%)

