(Zillow 社マーケットレポートを要約)
Zillow社はこのほど今後12ヶ月にわたる米国住宅市場予想を発表した。今年6月から 2026年6月にかけて米国住宅価格は 1%下落、2025年通年では2%下落すると予想している。

年初の市場予想では 2.6%上昇と予想していただけに今回の予想はそれからかなり外れた結果となっている。短期間にこれだけ予想値が変わってきた要因を上げてみよう。
• 売り物件の数が増加してきた
• 買い手はコロナが始まってから 40%も上昇した住宅価格についていけない
• 住宅ローン金利が 3%から6−7%に上昇して支払いはもちろんローン審査を通らないケースが多
い
• 新規買い手の多くは賃貸物件に住み続けて、価格と住宅金利が下がるのを待っている
このような状況から市場はかなりソフトになってきている。ただ価格は地域格差が大きく地域ごとに市場の動きを見ることが不可欠だと言える。全米300都市圏の中で今後1年間で最も価格が上昇しそうな地域 は以下のようになる。
1. アトランティックシティー (ニュージャージー州) +2.9%
2. キングストン(ニューヨーク州) +2.2%
3. ノックスビル(テネシー州) +2.0%
4. トーリングトン(コネチカット州) +1.9%
5. ロックフォード(イリノイ州) +1.7%
6. コンコルド(ニューハンプシャー州) +1.7%
7. ポッツビル(ペンシルバニア州) +1.7%
8. ファイエットビル(アリゾナ州) +1.6%
9. ノーウィッチ(コネチカット州) +1.6%
10. イーストストラウズバーグ(ペンシルバニア州) +1.5%
2025年6月から2026年6月までの300都市圏における住宅価格変動予測
(インジケーターでレッドはマイナス-ブルーはプラス、サークルの大きさは売り物件数のサイズ)

一方全米300都市圏の中で今後1年間で最も価格が下落しそうな地域は以下のようになる。
1. ホウマ(ルイジアナ州) -9.6%
2. レークチャールズ(ルイジアナ州) -9.5%
3. アレキサンドリア(ルイジアナ州) -8.0%
4. ニューオリンズ(ルイジアナ州) -7.2%
5. ラファイエット(ルイジアナ州) -7.0%
6. シュレブポート(ルイジアナ州) -6.9%
7. ボーモント(テキサス州) -6.5%
8. サンフランシスコ(カリフォルニア州) -6.1%
9. オースティン(テキサス州) -5.1%
10. コーパスクリスティー(テキサス州) -5.0%
下記のグラフにあるように過去1年間の実績ベースで見ると値上がりが大きかった地域は北東部で、値下がりが大きかった地域はフロリダ州に集中していることがわかる。
2024年6月から2025年6月までの300都市圏における住宅価格変動
(インジケーターでレッドはマイナス-ブルーはプラス、サークルの大きさは売り物件数のサイズ)

