不動産ニュース

デジタルショーイングの現状

オンラインショーイング(内覧)、E サイン(電子署名)、デジタルトランズアクション(電子取引)と不 動産取引におけるデジタル化は凄まじいスピードで進んでいる。

デジタルツアーソフトで最強のマターポート社は 2020 年だけで利用者が 5 倍に増加している。同社ソフ トは世界 150 カ国で使用されている。コロナによってデジタル化が急速に拡大し、カメラ、ネットワーク スピード、画像・音声処理など必要とされる技術は全て日進月歩で改良されている。 MLS(米国版レインズ)、不動産ポータル、不動産企業ホームページはいずれも、デジタルホームツアーを ツアーを採用している。これまで多くの産業の中でも人手が最も不可欠と言われてきた不動産ビジネスで デジタル化が現実のものとなった。コロナが収束してもこのトレンドが逆行することはなさそうである。 エージェントが現地で買手に変わってビデオや写真を撮影するショーイングもかなり普及している。

デジタルツアー・ショーイングのメリット
・感染を防ぐ
・時間の無駄がない
・労力が少なくて済む
・情報をより多くの人と短時間に共有できる

売手から見た場合
・デジタルショーイングにより 1 日も早くより多くの人に物件を見てもらえる。そのために MLS、ポー タル、ホームページ、SNS の全てを利用する必要がある。これによって常時物件を見せることができる。 ・家の全てを見せる必要はない。特に金庫やセキュリティーシステムなどはご法度である。説明が簡単 にできない部屋や施設も見せる必要がない。
・バーチュアルツアーだけで購入が決まることは皆無。実際のショーイングは必要。ただこれまでよりもショーイぐが少なくて済むはず。
買手から見た場合
・実際の内覧と比較すると詳細がわかりにくい。
・家の全てが見られない。エアコンや給湯器、通気口などのイメージは出ていないはず。
・エージェントからの説明やコメントが必要。

エージェントから見た場合
・時間と労力の節約になる
・州外や海外からの顧客にも対応できる
・画像だけで分かりづらい部分は音声で説明を加える
・買手からの質問に答える
・必要とあれば材質、メーカー、触った感触などさらに詳しい説明をする。
・買手に見せる前に下準備・確認を行う
・間取り図などがあればなお分かりやすい
・こういったツールをどれだけ使いこなして、クライアントに満足してもらえるかが決め手。

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